Firefox 6リリース、開発者向け機能が強化

 Mozillaは8月16日、「Firefox 6」を公開した。開発者向けツールを集めたメニュー「Web Developer」が加わったほか、サーバーと効率良くデータをやり取りするための規格「WebSocket」の最新草案版にも対応する。Windows、Linux、Mac OS Xに対応、MozillaのWebサイトより入手できる。

 Firefox 6では新たに「Web Developper」(Web開発)メニューが導入され、開発者がWebサイトやWebアプリケーションの制作、デバッグなどに利用できるツールが集められた。また、JavaScriptコードをWebブラウザ上で編集・実行するツール「ScratchPad」も加わった。ScratchPad上で記述したJavaScriptコードは開いているWebページを対象にその場で実行でき、デバッグやテストに活用できる。

 また、2010年12月にリリースしたFirefox 4でセキュリティ上の懸念を理由に無効化されたWebSocketが、最新版では接頭辞つきで対応となった。「Web Console」も改善され、ウィンドウの移動が可能となり、オートコンプリート機能も加わった。このほか、ロケーションバー関連が改善され、バグ修正やセキュリティも強化されている。

 Firefox 6は、6月末のFirefox 5の公開以来、約8週間での登場となる。これはMozillaが先に導入したリリースサイクルに基づくもの。Mozillaは同日、Android向けにも最新版を公開している。

Firefox 6とScratchPad
Firefox 6とScratchPad

Mozilla
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