Mozilla、HTMLベースでFirefoxアドオンを開発できるSDKやWebベースビルド環境を公開
Mozillaは6月21日、Firefox向けのアドオン開発キット「Add-on SDK 1.0」をリリースした。同時に、Webベースのビルド環境「Add-on Builder」(ベータ版)も公開した。
Add-on SDK、Add-on BuilderはともにJavaScriptやCSS、HTMLといった技術でFirefox向けアドオンを構築できるツール。従来Firefoxのアドオンを開発するにはユーザーインターフェース言語「XUL」やコンポーネントオブジェクトモデル「XPCOM」の知識が必要だったが、これらのツールを利用することで、一般的な動的Webサイト作成技術を用いてFirefoxアドオンを作成できるという。両ツールを使って構築したアドオンはインストール時の再起動が不要で、将来の互換性もあるという。
Add-on SDKはMozilla Labsの「JetPack」プロジェクトとして進められてきたもので、cfxというコマンドラインツールとJavaScript APIがバンドルされている。利用にはPython 2.5またはPython 2.6、Firefox 4以上が必要となる。
Add-on BuilderはWebベースの開発環境で、リビジョン、モジュールセレクション、テストツール、ビルドツールなどを含んだ堅牢なコードエディタを提供する。
Add-on SDKのダウンロードやAdd-on Builderの試用はMozillaの開発者向けページより行える。
Mozilla
http://www.mozilla.org/
Add-on開発者向けページ
https://addons.mozilla.org/developers/builder