Mozilla、Firefox 6に合わせてThunderbird 6も公開

 Mozillaは8月16日、電子メールクライアント「Thunderbird 6.0」を公開した。Windows、Mac OS X、Linuxに対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 Thunderbird 6は、6月末に公開したThunderbird 5以来のリリースとなる。MozillaのThunderbird開発チームは、Firefoxに合わせてリリースサイクルを変更しており、Firefox 6のリリースと同日の公開となった。Firefox 6と同じレンダリングエンジン「Gecko 6」を土台とし、速度、安定性、セキュリティが強化されている。

 Windows版ではJump Listに対応するなど「Windows 7」のサポートを強化した。「Microsoft Outlook」からのメッセージインポートも改善されている。Linux版では、各種Linuxディストリビューションの最新版でデフォルトのメールクライアント設定確認がきちんと動くようになった。

 ユーザーインターフェイスも改善され、ほかのメールクライアントからの乗り換え、メールアカウント設定などが簡素化された。「Lightning Calendar」や「Conversation View」、「Open Search」などのアドオンもアップデートされている。

 英Canonicalは8月に入り、次期「Ubuntu 11.10(Oneiric Ocelot)」でデフォルトの電子メールクライアントとしてThunderbirdを採用する計画を明らかにしている。

Mozilla
http://www.mozilla.org/

Thunderbird
http://www.mozilla.org/thunderbird/