Firefox 5に対応した「Firebug 1.8」リリース
Firebug Working Groupは7月29日、Firefox向けのWeb開発アドオン「Firebug 1.8.0」を公開した。Firefox 5に対応した初のバージョンとなり、安定性と性能の改善にフォーカスした。
新たに追加されたconsole.timeStamp()メソッドでは、JavaScript実行時のタイムスタンプを作成し、HTTPトラフィック側と比較できるようになった。また、「Net Panel」ではリモートIPアドレス、ローカルIPアドレス、ポート番号が表示されるようになっている。そのほか、HTML Previewのドラッグ&ドロップによる調整も可能となった。DOM Panelでは2つのオプションが加わっている。
このほか、スクリプトロケーションリストの改善、コマンドラインコンテンツの永続性、外部エディタサポートの強化なども特徴となる。
これらに加え、内部アーキテクチャの改善も進めた。非同期モジュールを利用することでパーツを独立させ、コード共有を簡素化できるという。モジュールローダーは、RequireJSベースのものを利用する。再起動なしにインストールできるようになり、Firefoxで進んでいるマルチプロセス化プロジェクト「Electrolysis」やリモートデバッグにも適しているという。
Firefoxとの互換性という点では、Firebug 1.8はFirefox 5に対応する初のバージョンとなる。Firefox 6にも対応するとのことで、また開発中のFirebug 1.9ではFirefox 8まで対応していく計画とのこと。
Firebug
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