Hadoop対抗のHPCC Systemsをスピンアウトした米LexisNexis、Linux Foundationに加入
非営利団体Linux Foundationは6月17日(米国時間)、リスク管理サービスを提供する米LexisNexis Risk Solutionsの加入を発表した。LexisNexisは15日に自社Linuxベースの高性能クラスタシステム「HPCC Systems」をオープンソースとして公開することを発表している。
LexisNexisはリスクの予測、評価、管理ソリューションを手がける企業で、政府や保険金融業界を顧客に持つ。同社は10年以上前からLinuxと高性能(HPC)サーバーを組み合わせたビックデータ向けプラットフォームを運用しており、6月15日、これをHPCC Systemsとしてスピンアウトしてオープンソースとして公開する計画を発表している。
HPCC Systemsは一貫性のあるデータ主導のプログラム言語Enterprise Control Language(ECL)、2種類のデータプラットフォーム、処理向けの共通アーキテクチャを組み合わせたもので、ビックデータ問題を解決するエンタープライズ向けスパコンプラットフォームとしている。Apache Software Foundationの「Apache Hadoop」の代替と銘打っている。
LexisNexisはLinux Foundation加入の狙いについて、Linuxコミュニティとの技術コラボレーションを通じて投資を最大化するためと説明している。
Linux Foundation
http://linux-foundation.org/
米LexisNexis Risk Solutions
http://www.lexisnexis.com/risk/
HPCC Systems
http://hpccsystems.com/