LinuxCon Japan 2011のプログラム発表、Linus氏らも来日

 The Linux Foundationは4月19日、2011年6月1日より開催される「LinuxCon Japan 2011」のプログラムを発表した。LinuxConはLinux/OSS関連の国際技術カンファレンスで、Linuxの創始者であるLinus Torvalds氏を始め、世界各国から著名なカーネル開発者やLinux/OSS開発者が来日、講演を行う。

 LinuxCon Japan 2011は日本で3回目となるLinuxConで、アジア地区で最大規模のLinux/OSS関連カンファレンスとなる。基調講演にはLinuxの生みの親であるLinus Torvalds氏のほか、Linux FoundationのエグゼクティブディレクターであるJim Zemlin氏、LinuxのSCSIサブシステムのメンテナでありNovellでDistinguished Engineerを務めるJames Bottomley氏、Linux関連情報サイトLinux Weekly News(LWN.net)のエグゼクティブエディターであるJonathan Corbet氏など、Linux関連の著名技術者が参加する。

 また、「カーネル開発リーダー特別講演」と題する特別講演では、LinuxのStableツリーをメンテナンスするGreg Kroah-Hartman氏や、ストレージ関連の開発に関わるChristoph Hellwig氏、BtrfsメンテナのChris Mason氏、Ext4ファイルシステムメンテナのTed Ts’o氏など、Linuxカーネル開発で重要なポジションを占める開発者が登壇。日本やアジアのカーネル開発者も多数登壇するという。

 技術発表ではLinuxカーネルを始め、仮想化やネットワーク、パワーマネージメント、組み込み、OpenStack、デスクトップ、コンプライアンスといった幅広いテーマについて、それぞれの最先端に携わる技術者や専門家が発表。Linux/OSSに関心のある開発者や利用者、経営者・管理職まで、幅広い層のニーズに対応する。

 LinuxCon Japan 2011は2011年6月1日(水)~3日(金)までの3日間、パシフィコ横浜で開催される。基調講演、カーネルメンテナの特別講演、技術発表、チュートリアル、Birds of a Featherセッション、ミニサミットなど、約60のセッションが予定されている。参加には申し込みが必要で、参加費は一般200ドル、学生75ドル。なお、5月3日までは早期登録割引として150ドルでの登録が可能となっている。

LinuxCon Japan 2011
http://events.linuxfoundation.org/events/linuxcon-japan/

The Linux Foudation
http://www.linuxfoundation.jp/