Mozilla、プライバシー保護Do Not Track機能を加えたFirefox 4ベータ11を公開

 Mozillaは2月8日、次期Webブラウザ「Firefox 4ベータ11」を公開した。1月末に採用を明らかにしていたプライバシー保護の「Do Not Track」を加えたもので、Windows、Linux、Macに対応、MozillaのWebサイトより入手できる。

 Firefox 4はエンジンとして「Gecko 2.0」を搭載する。アドオン管理機能「Add-ons Manager」や拡張管理API、同期機能などを統合し、URLバーの上部にタブを配置するなど外観も新しくなっている。

 Firefox 4のベータ1が公開されたのは2010年9月。11回目のベータ版となる本バージョンでは、ユーザーのオンライン行動追跡を拒否できるDo Not Trackに対応した。Do Not Trackは連邦取引委員会(FTC)が提案したプライバシー保護手段で、企業がユーザーの行動追跡を行う行動ターゲティング広告などを拒否するために利用できる。Do Not Track機能はオプション画面から有効にできる。

 なお、Firefox 4の正式版は当初2010年内のリリースを予定していたが、延期されている。Mozillaは2月7日最新のロードマップを公開しており、リリースサイクルを高速化し2011年中にバージョン4、5、6、7と4つのバージョンをリリースする方針も打ち出している。

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「Firefox 4」ベータ11ダウンロード
http://www.mozilla.com/en-US/firefox/all-beta.html