ほとんどのAndroid向けWebブラウザで利用できるプロクシ型広告ブロックツール「Adblock Plus 1.0 for Android」リリース

 Adblock Plus開発プロジェクトは11月28日、オープンソースのAndroid向け広告ブロックツール「Adblock Plus 1.0 for Android」をリリースした。Webブラウザで表示される広告を非表示にする(ブロックする)ためのツールで、透過型プロクシとして動作する。

 Adblock Plus for Androidは、Google ChromeやFirefox、Operaなどのデスクトップ向けWebブラウザで利用できるAdblock PlusのAndroid版。Webページ内に表示される広告の読み込みをブロックすることで不要な広告を非表示にし、Webブラウジングをより高速かつ安全にできるという。広告フィルタリング用のブロックリストはデスクトップ版のAdblock Plusと同じものを使用しているとのこと。対応OSはAndroid 2.1以上。

 なお、Androidのバージョンおよびroot権限が利用できるか否かによって利用できる機能が異なり、root権限が利用できる場合はすべてのWeb関連トラフィックに対してフィルタを適用できるという。いっぽうroot権限が利用できない場合、Android 3.1以上では無線LAN経由でのトラフィックのみにフィルタを適用でき、またAndroid 3.0以下ではWebブラウザ側で手動でAdblock Plus for Androidをプロクシサーバーとして設定しておく必要があるという。この場合、プロクシの設定ができないデバイスではAdblock Plusは利用できないとのこと。

 Adblock Plus for AndroidはGoogle Playからダウンロードできるほか、Adblock PlusのWebサイトからもダウンロードできる。また、ソースコードはAdblock PlusのMercurialリポジトリからで入手できる。ライセンスはGPLv3。

Adblock Plus for Android
http://adblockplus.org/en/android

Adblock Plus
http://adblockplus.org/

Adblock Plus for AndroidのMercurialリポジトリ
https://hg.adblockplus.org/adblockplusandroid/summary