英Canonical、「Ubuntu One」向けWindowsクライアントのパブリックベータを公開

 英Canonicalは11月30日、同社が提供するオンラインストレージサービス「Ubuntu One」のWindowsクライアント「Ubuntu One for Windows」パブリックベータを発表した。ダウンロードには登録が必要となる。

 Ubuntu Oneは、CanonicalがUbuntuの一部として提供しているオンラインストレージサービス。ファイル、アドレス帳、ブックマークなどの同期が可能。2GBまでは無料で、またそれ以上のストレージも有料(20GBまで月額2.99ドル、または年額29.99ドル)で利用できる。また、同社の音楽配信サービス「Ubuntu One Music Store」との連携も可能なほか、iPhoneおよびAndroid向けの「Ubuntu One Mobile」も提供している。

 WindowsでもWebブラウザ経由でUbuntu Oneへのアクセスが可能だったが、Ubuntu Oneユーザーの多くがWindowsとUbuntuとの混在環境を利用していることから、Windowsクライアント開発に至ったという。Windows向けクライアントの機能については当初はファイル同期のみに限定し、その後ファイル変更時の自動同期、Ubuntu Oneフォルダ外のフォルダ同期、アドレス帳/ブックマーク/メモ帳のサポート、Music Storeの対応などが加わる予定という。

 Windowsクライアントの対応OSは、Windows XP(SP3)/Vista/7。現在、Ubuntu One for Windowsのパブリックベータ申し込みサイトにてテスター希望者を受け付けている。

英Canonical
http://www.canonical.com/

「Ubuntu One for Windows」パブリックベータ申し込み
https://spreadsheets.google.com/a/canonical.com/viewform?formkey=dGpyR1B5VFlZTzNFcVAtdllENVlsenc6MQ