英Canonical、オンラインストレージ「Ubuntu One」のWindows版クライアント正式版を公開
英CanonicalのUbuntu Oneチームは9月29日、オンラインストレージサービス「Ubuntu One」のWindows版クライアントを公開した。すでに正式対応となっているUbuntuやAndroid、iOSに加え、Windowsも公式サポート対象となる。
Ubuntu Oneは、Canonicalが提供するオンラインストレージサービス。ファイルをアップロードしてさまざまな端末からアクセスできるほか、複数端末間でのファイル/フォルダ同期や音楽ストリーミングサービスなどが利用可能。5GBまでは無料で利用でき、20GBまでの容量と音楽ストリーミングが利用できる有料サービスも月額3.99ドルで提供されている。
Windows版クライアントは2010年11月末にパブリックベータが公開されていた。CanonicalはWindowsクライアントを提供する背景として、Ubuntu Oneではマルチプラットフォーム戦略をとることを説明している。Ubuntuユーザーの多くが複数のOSや端末を利用しており、さまざまなプラットフォームや端末にあるファイルに安全にアクセス・管理できるオンラインストレージを目指すという。
同社が開発を支援するUbuntuにはUbuntu Oneとの連携機能が搭載されており、またAndroid(バージョン2.1以降)およびiPhone/iPad向けクライアントも提供されている。また、専用のクライアントを利用せず、Webブラウザ経由でUbuntu Oneにアクセスすることも可能。
Ubuntu OneのWindows版クライアントはWindows XP/Vista/7に対応、Ubuntu OneのWebサイトより入手できる。
英Canonical
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