WebM/VP8に対応した動画変換ソフトMiro Video Converter 2.0リリース

 非営利団体Participatory Culture Foundationは5月21日、動画ファイルフォーマット「WebM」をサポートするオープンソースの動画変換ソフト「Miro Video Converter 2.0」をリリースした。

 Miro Video Converter 2.0はフリーの動画変換ソフトで、AVIやWMV、FLVといったさまざまな形式の動画をMP4やOgg Theora、WebMといったオープンな形式に変換できる。Android搭載スマートフォンやiPod/iPhone/iPad、PSPといったデバイスに適した形式への変換もサポート。対応OSはWindowsおよびMac OS X。ライセンスはGPL。

 複雑な変換オプションなどは備えていないが、変換したいファイルをドラッグ&ドロップし、変換先フォーマットを指定するだけで利用できるシンプルさが特徴。Miro Video Converter 2.0ではWebM(VP8)のサポートに加え、変換後の音声および動画品質の向上、iPadなど新たなデバイスのサポートなどが行われている。

 WebMは2010年5月にGoogleが発表した新しい動画フォーマット。動画コーデックに同社が買収したOn2のVP8、音声コーデックにはフリーのVorbis、コンテナ(ファイルフォーマット)にはオープンソースのコンテナであるMatoroskaのサブセットを採用している。

Miro Video Converter
http://www.mirovideoconverter.com/