Sonatype、Apache Maven用レポジトリ管理ソフト「Nexus 1.6」をリリース

 米Sonatypeは4月19日、Java向けプロジェクト管理ツール「Apache Maven」用のレポジトリ管理ツール「Nexus 1.6」を発表した。LinuxとWindowsに対応、無償の「Open Source」エディションと有料の「Professional」エディションが用意される。Open Sourceエディションは同社Webサイトよりダウンロードできる。

 NexusはApache Mavenレポジトリ管理ツールで、アーティファクトの制御やローカルレポジトリの管理などを通じて、ソフトウェア開発のワークフローやポリシーを支援する。Professionalでは、高度なLDAPサポートやEclipseとの統合、OSGiバンドルレポジトリなどの機能も提供する。

 最新版では、リモートのレポジトリにアクセスできない場合、自動でそのレポジトリをブロックする自動ブロック/ブロック解除機能が加わった。ブロック後も定期的に巡回し、レポジトリが利用可能になったらブロックを解除する。

 このほか、NexusのメニューからJIRAのバグやエラーなどを直接報告できる問題報告機能が加わったほか、「Public Snapshots」グループをデフォルト設定から外し、デフォルトのレポジトリグループを「Public」のみとした。

 なお、Nexus 1.6よりDIフレームワークが「Plexus」から「Google Guice」に変更されている。既存ユーザーは変化を意識することなく利用できるという。また、REST APIドキュメンテーションが完成したことも報告されている。

米Sonatype
http://www.sonatype.com/

「Nexus 1.6」ダウンロード
http://nexus.sonatype.org/download-nexus.html