米Microsoft、MySQL向けに無償マイグレーションツールを提供

末岡洋子
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　米Microsoftは1月11日、MySQLからMicrosoft SQL Serverへの移行支援を行うツールのコミュニティ技術プレビュー（CTP）版を発表した。同社のWebサイトより無償でダウンロードできる。

　MicrosoftはSQL Server移行ツールブランド「SQL Server Migration Assistant（SSMA）」の下、MySQLからSQL Server 2005への移行を支援する「SSMA 2005 for MySQL v1.0」、「SQL Server 2008」および「SQL Azure Database」向けの「SSMA 2008 for MySQL v1.0」の2種類を公開した。

　SQL Serverへの複雑なマイグレーションプロセスを自動化することで、手作業でのプロセスと比べリスク、時間、コストを軽減するという。MySQL 4.1および5.0、5.1に対応する。

　MicrosoftはSSMAブランドで米Oracleや米Sybaseなどの競合製品からのマイグレーションツールを提供しており、2005年に初めて公開して以来、ダウンロードは25万回に達しているという。OracleによるSun買収計画によりMySQLはOracleに取得される予定だが、この取引を巡っては欧州連合（EU）の調査を受けて計画が遅れている。また、買収に反対するキャンペーンも展開されている。

　SSMA for MySQL v1.0は2010年夏に一般提供となる予定。

米Microsoft
http://www.microsoft.com

「Microsoft SQL Server Migration Assistant 2005 for MySQL v1.0 CTP1」ダウンロード
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=C6F14640-DA22-4604-AAAA-A45DE4A0CD4A&displaylang=en

「Microsoft SQL Server Migration Assistant 2008 for MySQL v1.0 CTP1」ダウンロード
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=0e6168b0-2d0c-4076-96c2-60bd25294a8e&displaylang=en