MySQLから分岐した「Drizzle」ベータ版リリース、MySQLから直接マイグレーション可能に

 軽量のSQLデータベースを開発するDrizzleプロジェクトは9月29日、「Drizzle7」ベータ版を公開した。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 Drizzleは、MySQLアーキテクトのBrian Aker氏が2008年7月に開始したプロジェクト。MySQLをベースにしたWebアプリとクラウドインフラ向けの軽量SQLデータベースを目指し、不要なコードを削除し、残りのコードをリファクタリングしてC++化した。

 「ビルド1802」として公開したDrizzle7ベータでは、MySQLからのマイグレーションを強化した。バックアップツールdrizzledumpを強化し、中間にダンプファイルを置くことなく直接MySQLからDrizzleへの移行が可能となった。MySQLのネットワークプロトコルもサポートした。

 ソースツリー内で「Sphinx」ベースのドキュメンテーションをサポートした。トランザクションログや設定ファイルが強化され、セッションパフォーマンステーブルも導入されている。I/Oをクリーンアップし、40以上のバグを修正した。

Drizzle
http://drizzle.org/