米SpringSourceが「dm Server 2.0」を発表、今後はEclipseプロジェクトに

 米SpringSource(米VMware傘下)は1月12日、OSGiベースのJavaアプリケーションサーバー「dm Server 2.0」を発表した。同時に、dm Serverプロジェクトを非営利のオープンソース団体、Eclipse Foundationに移管する意思も明らかにした。

 dm ServerはJavaモジュールの実行や設定管理を行うフレームワークであるOSGiに対応するアプリケーションサーバー。JavaやSpringベースのアプリケーションを開発・運用できる。

 dm Server 2.0は最新のシェルを搭載し、管理コンソールを改善した。モジュラーアプリケーション実装では、バージョン1.0系で採用したPARに変わってPlanに対応、アーティファクトのリファレンスとしても利用できるという。このほか、ホットディプロイ、ユーザー領域なども導入されている。

 SpringSourceは同日、Eclipse Foundationに対し、dm ServerプロジェクトをEclipseに移管する提案を行ったことも明らかにした。Eclipseに移管後は、トップレベルプロジェクト「Eclipse RT」の一部として開発を継続、プロジェクト名は「Eclipse Virgo」となる。

 Eclipse移管にあたり、プロジェクトホスティングやフォーラムなどがEclipseに移動するほか、ライセンスがこれまでのGPL v3からEclipse Public Licenseに変更される予定だ。

 Springでは、Eclipseプロジェクトとなることでより多くの人にコードを公開できるとしている。また、「Equinox」などEclipseプロジェクトとの親和性が強い点からEclipseを選んだと説明している。

米SpringSource(米VMware傘下)
http://www.springsource.com/

Eclipse Foundation
http://www.eclipse.org/

「dm Server 2.0」ダウンロード
http://www.springsource.com/products/springsource-download-center