OpenOffice、「OpenOffice.org 3.2.0」RC1をリリース

 OpenOffice.org開発チームは12月21日、オープンソースのオフィススイート「OpenOffice.org 3.2」リリース候補(RC)第1版(「OOO320_m8」)をリリースした。同団体のWebサイトよりダウンロードできる。

 最新のビルドではバグ修正のほか、起動時間を高速化、バージョン3.0と比べ46%短縮したという。また、ファイルフォーマットとして「ODF 1.2」に対応したほか、パスワード保護がかかっているOffice 2007形式ファイル(「.docx」や「.xlsx」、「.pptx」など)などのプロプライエタリなファイル形式の対応も強化した。PostScriptベースのOpen Typeフォントもサポートした。

 表計算機能「Carc」では、セルの罫線が複数オプションから選択可能となったほか統計機能が強化された。ドロー機能「Draw」やプレゼンテーションシート作成機能「Impress」ではコメント機能(付せん機能)が追加された。そのほかデータベース機能「Base」では、データベース作成ウィザードが導入されるなど、各アプリケーションレベルでも細かな機能強化が図られている。

 Windows、Linux、Mac OS、Solarisに対応、OpenOffice.orgのWebサイトよりダウンロードできる。OpenOffice.orgでは、同RC1はテスト目的のリリースと警告している。

OpenOffice.org
http://www.openoffice.org/

ダウンロード
http://download.openoffice.org/all_rc.html