MS Officeファイルのやりとりで多用されるOpenOffice.org――ユーザー調査結果より

 OpenOffice.orgは5月25日、2009年度のユーザー調査を発表した。OpenOffice.orgの利用実態や満足度を調べるもので、世界各国から12万人以上が回答した。多くはワープロアプリ「Writer」を利用していることなどが明らかになった。

 調査は、2009年2月21日から5月20日までオンラインで行われた。言語は英語、中国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語の5ヶ国語で、世界各国から合計12万8396人が参加した。回答者が最も多かった国は米国が17%弱でトップ、次いでデンマーク、ドイツ、フランスのユーザーが多く回答している。

 最もよく利用するアプリケーションは、ワープロのWriterが94.26%で最多だった。表計算「Calc」は65.52%、プレゼン「Impress」は50.77%、図形描画「Draw」は37.69%、データベース「Base」は34.90%だった。Writerの用途としては、「一般書類や書簡」が72.41%と最多、「Microsoft Wordのインポート」と「同エクスポート」はそれぞれ49.95%と42.25%を占めるなど、Microsoft Officeファイルの処理で利用されていることもわかった。CalcやImpressでも、Microsoft Officeファイルのインポート/エクスポートが多く挙がっている。

 利用期間は、「インストールしたばかり」が56%、「2年以上」が16.2%、「1カ月~6カ月」が12.42%だった。そのためか、それぞれのアプリケーションに対し、利便性、使い勝手、満足度の3つの点から5段階で評価する質問に対しては、それぞれ「非常によい」「良い」が10%台となっており、多くは無回答となっている。

 回答者の多くは最新版のバージョン3系を利用しており、端末は「デスクトップPC」が50.23%と最多、「ノートPC」(24.08%)、「ネットブック」(2.23%)などが挙がった。利用する場所は、「自宅」(75.65%)、「職場」(28.67%)、「大学」(9.63%)、「学校」(8.85%)で、年齢は「41歳~50歳」が16.91%で最多、「51歳~60歳」「31歳~40歳」「21歳~30歳」「61歳~70歳」の順。

 OpenOffice.orgのユーザーインターフェイスチームは2008年12月、UIを強化する最新のプロジェクト「Project Renaissance」を発表しており、このユーザー調査のほか、Wikiでも提案を募集している。

OpenOffice.org
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