SpringSource、「Spring Framework 3.0」RC2をリリース
SpringSource(米VMware傘下)は11月13日、オープンソースのJava開発フレームワークの最新版「Spring Framework 3.0」のリリース候補2版(RC2)をリリースした。JSR-330に完全対応するなどの強化が図られている。
Spring Framework 3.0はSpringSourceの主力技術で、10月の年次カンファレンス「SpringOne 2GX conference」で技術概要が発表された最新版となる。
RC2は、Java Test Compatibility Kit(TCK)を通過し、「Dependency Injection for Java」ことJSR-330との完全な互換性を実現した。Springの「@Autowired」や「@Qualifier」といったアノーテーションの代わりに「javax.inject」を利用できるようになる。javax.injectのAPIが存在する場合はSpringでという単一要素を入れることで、JSR-330の処理が自動でアクティベートされるという。
最新のmvc設定名前空間では、アノテーション主導のフォーマット化や認証(「Hibernate Validator 4.0」などのJSR-303対応bean認証プロバイダがある場合)など@Controllerクラスでリッチな処理に対応、「Joda Time」ライブラリもサポートした。
コンテクストの設定が完了するとメッセージリスナーやスケジューラが自動で開始するなど、ランタイムレベルでのライフサイクル管理も改善した。
最新版はSpringSourceのWebサイトよりダウンロードできる。
SpringSource(米VMware傘下)
http://www.springsource.com/
「Spring Framework 3.0」のリリース候補2版(RC2)ダウンロード
http://www.springsource.com/download