米Google、Javaコレクションライブラリ「Collections Library 1.0」を公開
米Googleは2009年12月30日、Javaのコレクションライブラリ「Google Collections Library 1.0」を発表した。Java 5以上の基本コレクションライブラリで、Java Collections Frameworkの拡張と位置づけている。
Google Collections Libraryは、Javaのコレクション型、実装、関連機能などを集めたもの。List、Set、Mapなどの既存のコレクションフレームワークのユーティリティクラス、MultiMap、MultiSet、BiMapなどの新しいコレクション型、コンカレントハッシュマップビルダのMapMaker、クラスとコレクションのソーティングに必要な共通の作業を支援するメソッドを追加するOrderingなどを含む。
コレクションの振る舞いをカスタマイズできるForwardingSetなどのフォワーディングコレクション、実装支援、IteratorとIterableのユーティリティクラスなどもある。
同ライブラリはApache License 2.0の下で公開、Google Codeのプロジェクトページよりダウンロードできる。Googleによると、バージョン1.0のAPIは固まっており、ソースやバイナリレベルで互換性がない変更は基本的にないが、変更を加える権利を有するとしている。
Googleでは、コアJavaライブラリ「Guava」プロジェクトを立ち上げており、近い将来、Google Collections LibraryをGuavaの一部とする計画という。
米Google
http://www.google.com/
Google Codeの「Google Collections Library」ページ
http://code.google.com/p/google-collections/