OpenOffice.org、ソースコード管理ツールを「Mercurial」に移行へ

 OpenOffice.org(OOo)の開発チームは10月14日、ソースコード管理(SCM)ツールを「Mercurial」に移行させることを発表した。10月26日頃をめどに、まずは「DEV300」(「OpenOffice.org 3.1」のリリースブランチ名)から移行作業を開始する。

 OpenOffice.orgでは、今年5月にMercurial移行に向けた準備を開始していた。これまで5ヶ月の間、パイロット、実装、テストを経ての移行開始となる。

 オープンソースのSCMには「Git」「Bazaar」などがあるが、Mercurialを選んだ理由についてOpenOffice.orgでは、「容易さ、柔軟性、パフォーマンスがOOoの全体のニーズに合うと判断したため」と説明している。Mercurialが提供する高速かつ便利なマージ機能は、OOo開発で求めていたもの、としている。

 まずは10月26日頃より、DEV300開発コードを移行させる。その後、「OpenOffice.org 3.2」のリリースコードである「OOO320」を移行させるという。

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