米MicrosoftのCodePlex、分散型バージョン管理システム「Mercurial」のサポートを発表
米Microsoftは1月23日、オープンソースのプロジェクトホスティングサービスCodePlexで分散バージョン管理システム(DVCS)「Mercurial」をサポートすることを発表した。既存プロジェクトもMercurialに移行できる。
MercurialはオープンソースのクロスプラットフォームのDVCS。分散型のソースコード管理システムにはMercurialのほか、GitやBazaarなどがある。SourceForge.JPやSourceForge.net、Google CodeなどがすでにMercurialをサポートしており、最近ではOpenOffice.orgがMercurialに移行している。
CodePlexはこれまで、ソース管理レポジトリとして独自チームコラボレーションプラットフォーム「Visual Studio Team System 2008 Team Foundation Server」を採用してきたが、今後はTeam Foundation ServerまたはMercurialから選択できるようになる。
Microsoftでは、Team Foundation ServerにはないMercurialの特徴として、だれもがクローン、コミット、取り込み(プル)でき、プッシュはチームメンバーしかできない点を挙げている。CodePlexでのDVCSサポートは、開発者からもっともリクエストが多い機能だったという。
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