OpenBlockS 600を運用してみよう!――初期設定とWeb管理インターフェイスの利用 8ページ

OpenBlockS 600のネットワーク性能は?

 さて、それでは OpenBlockS 600のローカルルータとしての性能を実際に測定してみよう。測定は、FTP/HTTPともに5回ずつ測定し、それらの平均を結果とした。結果は次の表2のとおりである。

表2 ローカルルーターとしてのスループット計測テスト結果
ファイル転送方法 スループット
FTP 582.37Mbps
HTTP 596.98Mbps

 旧モデルであるOpenBlockS 266やOpenMicroServerのスループットが100Mbpsに大きく届かなかったことを考えると、ギガビットイーサネットを2ポート搭載し、CPUの性能向上もはかられているOpenBlockS 600では劇的にスループットが改善されていることが分かる。

次回予告:OpenBlockS 600ネットワーク徹底活用

 今回は、OpenBlockS 600の初期設定やWeb管理インターフェイスで可能な設定項目、シリアルコンソール/SSH経由でのログインといった基本項目を紹介した。これらを把握しておけば、OpenBlockSの一通りの操作や、主要機能の利用が行えるだろう。

 次回は「OpenBlockS 600ネットワーク徹底活用」と題し、さらにネットワークまわりの設定/利用方法などを掘り下げながら、さまざまな設定での実際のスループットなどを見ていく予定だ。