英Alfresco、「iPhone」に対応したコンテンツ管理ソフト最新版を発表

 オープンソースのコンテンツ管理ソフトウェアを開発・提供する英Alfrescoは7月6日(英国時間)、最新版「Alfresco Community Edition 3.2」を発表した。モバイル対応、記録管理の強化などを特徴とする。

 最新版の特徴は、記録管理、モバイルアクセス、電子メールなど。

 記録管理では、2009年9月の米国防総省(DoD)の電子記録管理ソフトウェアの設計基準標準「DoD 5015.2」認定に向け、テンプレートなどの土台技術を提供する。メタデータ、YUIフォーム、ライフサイクル管理、CMISベースのクエリアクセス、電子メールキャプチャなどの機能がある。

 モバイルでは、米Apple「iPhone」などスマートフォンクライアントをサポートした。コンテンツの検索、閲覧、編集などが可能となり、モバイルからのコラボレーションを支援するという。

 電子メールではIMAPをサポート、クライアントをインストールすることなくレポジトリにアクセスできる。ドラッグ&ドロップにより重要なメッセージを共有することで、メールの転送などの冗長作業を削減できる。仮想レポジトリサポートにより、企業のコンテンツレポジトリ内で電子メールの管理とアーカイブが可能という。

 このほかにも、最新版では、SOAP、REST、Queryなどをサポート、CMSの相互運用性仕様「CMIS(Content Management Interoperability Services) 0.16」に対応した。

 Community Eidtionはサポートなしのオープンソース版。同社Webサイトより無料でダウンロードできる。

英Alfresco
http://www.alfresco.com/

「Alfresco Community Edition 3.2」ダウンロード
http://wiki.alfresco.com/wiki/Download_Community_Edition