NRI、OSSを活用したSIフレームワーク「ObjectWorks+」最新版

 野村総合研究所(NRI)は、標準仕様のオープンソースソフトを活用した企業向けSIフレームワークの最新版「ObjectWorks+ R1.5」を2009年6月1日に販売開始する。単体テスト支援機能および開発標準化機能を強化した。価格は、基本構成で70万円から。

 同社のシステム基盤ソリューション「GranArch(グランアーク)」の4製品群のうち、「システム開発基盤ソリューション」の中核製品のひとつ。企業システムの構築から運用までをトータルにサポートする。開発・実行環境に「Java Platform, Enterprise Edition(Java EE)5.0」を採用している。

 最新版では単体テストにおいて、Java EEアプリケーションサーバーを起動せずに画面および業務ロジックのテストが実行できる機能を追加。軽快な単体テストを可能にした。また、テストデータやテスト条件をMicrosoft Excelで記述して自動的にテストコードを生成する機能を追加した。

 開発標準化機能の強化では、ObjectWorks+設計シートと自動生成されたソースコードを比較して差異を検出する整合性チェックツールを追加。オフショア開発などで生じる成果物チェックにかかる手間を軽減する。

 このほか、携帯電話向けアプリのサポート、開発したプログラムを簡単にWebサービス化するWebサービスプロバイダ機能、Enterprise Service Bus(ESB)上のWebサービスにシームレスに接続できる連携機能などを追加した。

ObjectWorks+
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野村総合研究所
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