NTTデータイントラマート、Webアプリケーションサーバ「Resin」の独占販売権を獲得
NTTデータイントラマートは2009年6月16日、米Caucho Technologyが提供するオープンソースのWebアプリケーションサーバ「Resin」(レジン)の日本国内独占販売権を獲得したと発表した。Java最新版の仕様確定を待って10月をめどに販売を開始する。サブスクリプション契約は1CPUあたり年間8万円(保守別)の予定。初年度200〜300CPUの販売を見込む。
Java言語で開発されたJavaEE準拠のWebアプリケーションサーバで、高速な処理が特徴。1999年からCaucho Technologyが開発・提供しており、北米地域を中心に、SalesForce.com、CNet、トロント証券取引所など36万6000以上のサイトで採用実績があるという。
最新版の4.0は、新たにSaaS・クラウドコンピューティングに対応したアーキテクチャを搭載。ダイナミック・サーバ、分散セッション、分散オブジェクトキャッシュ、リモートデプロイなどの機能を強化した。また、Java上で稼働するPHPプロセッサ「Quercus」(カーカス)を強化し、同種の製品の2〜8倍のパフォーマンスを達成したという。Java-PHPアプリケーション間の相互呼び出しができる。
NTTデータイントラマートは、Resinを国内特約店経由で販売するほか、PCサーバへのバンドル、SaaSベンダーやIDCへの提供などで拡大を図る。また、自社製品向け教育研修、技術コンサルティングサービスをベースに、Resin 4.0に特化した「Resinトータルサポートサービス」(仮称)を提供する予定。
NTTデータイントラマート
http://www.intra-mart.jp/
Caucho Technology
http://www.caucho.com/