NRI、「OSS基盤構築サービス」を標準パッケージ化
野村総合研究所(NRI、本社:東京都千代田区)は2008年10月2日、オープンソースソフト導入の支援サービス「OSS基盤構築サービス」を標準パッケージ化して提供開始した。オープンソース・ワンストップサービス「OpenStandia」のサービスの一つで、従来のオーダーメード型に対し、より低コスト・短期間で導入できるという。
システム基盤構築サービスは、顧客の要望が多岐にわたるため、これまで個別対応(オーダーメード型)で行ってきたが、ノウハウの蓄積が進んで、標準パッケージ化が可能になったという。個別対応と比べてコストを約2~3割削減できるとしている。
アプリケーションサーバの導入からWebシステム全体の設計まで4種類のサービスパッケージを用意した。「Webアプリケーションサーバ導入サービス」は、TomcatまたはJBossのパラメータ設計およびインストールを実施。価格は1サーバ25万円から。
「Webアプリケーションサーバ基盤構築サービス」は、TomcatまたはJBossの導入に加え、データベース(Oracle、MySQL、PostgreSQL)との接続設定を行う。価格は1サーバ50万円から。
「データベース導入サービス」は、MySQLまたはPostgreSQLのパラメータ設定およびインストールを行う。価格は1サーバ50万円から。
「オープンソース・システム基盤構築サービス」は、TomcatまたはJBossと、MySQLまたはPostgreSQLを活用したWebシステム全体を設計・構築する。Webアプリケーションサーバ2台、データベースサーバ2台の冗長構成で、導入から障害テストまでを提供する。価格は1システム250万円から。
今後3年間で200社への導入を目指す。また、他のOSSサービスについても標準パッケージ化を進めていく。
OSS基盤構築サービス
http://www.nri-aitd.com/openstandia/services/infrastructure_services.html
野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/