米SpringSource、オープンソースIT管理のHypericを買収
米SpringSourceは5月4日(米国時間)、オープンソースのIT管理/モニタリングソフトウェアを開発する米Hypericを買収したことを発表した。買収金額など詳細は非公開。SpringSourceはこれにより、Javaアプリケーションのライフサイクル管理を強化する。
Hypericは、物理/仮想サーバーを含むITインフラ・アプリケーション管理/モニタリング技術を開発するベンダー。主力製品は「Hyperic HQ」で、自動実装、アラート、スケジュール管理、セキュリティ、分析などの機能を持ち、パフォーマンスとアベイラビリティを管理できる。有償のエンタープライズ版と無料のオープンソース版の両方を提供している。
SpringSourceは現在、「Spring」「Groovy」「Grails」などの開発技術、「Apache Tomcat」ベースの「tc Server」などの技術を持ち、Hyperic買収により、Javaアプリケーションの構築、運用、管理を包括的に支援できるとしている。
HypericはSpringSourceの管理製品部門に統合され、HypericのCEOが同部門のCTOを務める。
米SpringSource
http://www.springsource.com
Hyperic
http://www.hyperic.com