「Scala 2.8.0」がRC1に

 プログラミング言語「Scala」の開発チームは4月14日、次期版「Scala 2.8.0」のリリース候補(RC)版を公開した。ScalaプロジェクトのWebサイトで入手できる。正式版の公開に一歩近づいた形だ。

 ScalaはJava仮想マシンで動くオブジェクト指向の言語。スイス連邦工科大学(EPEL)を中心に開発が進んでいる。高い生産性を特徴とし、TwitterやFacebookでも利用されているという。

 最新版ではコレクションライブラリを一新、既存コードとの互換性を保ちつつ、一貫性や効率性を強化した。名前付き引数とデフォルト引数の導入により、信頼性を改善しコードの重複を緩和するという。クラスとオブジェクトに加えてメソッド、フィールドもパッケージ定義の対象とするPackage Objectも導入されている。配列の扱いもより簡素化、最適化された。

 このほか、Scala Swingライブラリ、REPLなど多数の機能が強化されている。

Scala
http://www.scala-lang.org/

「Scala 2.8.0」RC1ダウンロード
http://www.scala-lang.org/downloads