CPANモジュール開発者向けのWindowsテスト環境
Windows向けのPerlディストリビューション「Strawberry Perl」開発者であるAdam Kennedy氏は7月19日(オーストラリア時間)、MicrosoftオーストラリアとStrawberry Perlとの提携によるPerlテスト環境「CPAN Testing Laboratory」の一般アクセスを開始したと発表した。同テストラボはCPAN(Comprehensive Perl Archive Network)モジュール開発者に向けてWindows環境を無償で提供するもの。
Kennedy氏は2008年末、Microsoftオーストラリア、Microsoftのパートナーであるホスティング企業Emantra、Strawberry Perl(オーストラリア)と提携を結び、PerlのモジュールレポジトリであるCPAN開発者がMicrosoft環境にアクセスできるよう取り組みを進めてきた。Strawberry Perlは、CPAN対応のPerl向けのWindows互換オープンソースプロジェクト。
今回、法的課題と技術的課題をクリアし、1カ月間のベータテスト期間を経た後の一般公開となった。「Windows XP Professional」および「Windows Server 2003」(32ビットと64ビット)、「Windows Vista Ultimate Edition」、「Windows Server 2008」(32ビットと64ビット)、「Windows 7 Beta」の7種類の仮想マシンが提供され、CPAN開発者はこれを利用してアドホックテストや開発を行えるという。
同テストラボの利用に必要なアカウントはKennedy氏が管理しており、アカウントが欲しいユーザーはメールもしくはIRCでKennedy氏に連絡してほしいとのこと。
Use PerlにAdam Kennedy氏が掲示した詳細情報
http://use.perl.org/~Alias/journal/39318
Strawberry Perl
http://strawberryperl.com/