X.Org、「X Server 1.6」をリリース

 X.Org Foundationは2月25日、最新版「X Server 1.6」を発表した。「Direct Rendering Infrastructure(DRI)」や「X Input」などの機能が最新版にアップグレードされている。

 X Serverは、X Window Systemリファレンス実装で、主要Linuxディストリビューションに利用されているGUIコンポーネント。バージョン1.6は当初、今年1月5日に公開を予定していたが、予定より2カ月遅れた。

 最新版では、3Dハードウェアアクセラレーション用機能が「Direct Rendering Infrastructure 2」にアップグレードされた。このほか、ポインタ・アクセラレーションや「X Input 1.5」をサポートし、グラフィック・アクセラレーション機能の「EXA」も改善された。

 サイズ変更・回転拡張のRandR(Resize and Rotate)はバージョン1.3となり、投影変換、パンニングなどのオプションが可能となった。

 X.orgによると、最新版はNvidiaのプロプライエタリドライバと互換性があるが、AMDの「Catalyst」ドライバとは互換性がないという。

X.Org Foundation
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