Linux Foundation、PDFをサポートした「Foomatic 4.0」リリース
Linuxを支援する非営利組織Linux FoundationのOpenPrinting作業部会は1月14日、プリンタデータベースの最新版「Foomatic 4.0.0」をリリースした。プリントジョブフォーマットでPDFをサポート、LinuxでPDFワークフローを利用できるという。
Foomaticは、OpenPrinting作業部会で開発が進められているオープンソースのプリンタデータベース。Linuxディストリビューションで容易にプリンタを設定できる。
最新版では、標準のプリントジョブフォーマットがPostScriptからPDFとなった。フィルタでPostScriptとPDFの両方に対応、ドライバデータベースではPDFワークフロー向けのPPDファイルを生成可能となった。
カスタムオプションにCUPS用PPD拡張を利用することで、各オプションから「CUPS 1.4」やGTKプリンタダイアログなどのGUIを利用したWeb管理インタフェースにアクセスできるという。
このほか、プリントフィルタの「foomatic-rip」をCで書き直すことで、Perlバインディングなしにライブラリを直接利用できるようになった。ドライバ検索機能が追加され、接続したプリンタからOpenPrintingデータベースをクエリ可能となった。
最新版は、LinuxFoundation内のプロジェクトのページよりダウンロードできる。
Linux Foundation
http://www.linuxfoundation.org
「OpenPrinting Foomatic」プロジェクトのページ
http://www.linuxfoundation.org/en/OpenPrinting/Database/Foomatic