Linuxカーネル2.6.28がリリース
Linuxの父、Linux Torvalds氏は12月24日、Linuxカーネル開発者メーリングリストLKMLにて、最新のLinuxカーネルとなる2.6.28を発表した。メモリ/ディスクマネジメント、GPUハンドリングなどが強化され、速度と安定性が図られた。Torvalds氏は、Linus“ほとんどサンタ”Torvaldsからのプレゼント、と記している。
2.6.28では、「ext3」の後継となる「ext4」ファイルシステムの安定が図られた。ウルトラワイドバンドおよび無線USBのサポート、グラフィックプロセッサ向けメモリ管理モジュール「Graphics Execution Manager(GEM)」も新しい機能となる。Elantechタッチパッド搭載ノートPC向けドライバ、Atheros L2向け「atl2」など、ドライバのサポートも広がった。
12月19日にリリースされていたrc9からの変更としては、DVB、AMD IOMMU、SCSIドライバなど。PCIホットプラグに関する問題も修正された。
Linuxカーネルは、Linux Kernel Archivesなどから入手できる。
LKML
http://lkml.org
Linux Kernel Archives
http://www.kernel.org