エクセルソフト、カーネル知識不要のUSB/PCIデバイスドライバ開発ツール新版

 エクセルソフト(東京都港区)は、USB/PCIデバイスドライバ開発ツールの最新版「WinDriver v10.0」を2009年1月19日発売した。新たにWindows Server 2008とLinuxカーネル2.6.25~2.6.27をサポートした。価格はUSB用、PCI用とも共通。Windows版およびLinux x86/PowerPC版が51万5550円、Windows CE.NET版が64万4700円。

 WinDriverは、OSの内部構造やカーネルレベルのプログラミング知識の必要がなく、ユーザーモードでデバイスドライバを開発できるツールキット。イスラエルのJungo社が開発した。WinDriverカーネルドライバがハードウェアへのアクセスを受け持ち、開発者向けにAPIを提供する仕組み。インストール後、すぐにデバイスと通信可能になる。

 最新版では対応OSを追加したほか、開発環境にMicrosoft Visual Studio 2008 IDEをサポートした。また、Linux版ではWinDriver USBの実装をGPLのドライバモジュールに移行した。ウィザードによるグラフィカルな開発環境、API、ハードウェア診断ユーティリティとサンプルコードを含む。また対応OS間ではソースコードレベルでの互換性を持つという。30日間無料のフル機能を備えた体験版を利用できる。

WinDriver製品情報
http://www.xlsoft.com/jp/products/windriver/products.html

エクセルソフト
http://www.xlsoft.com/jp/

Jungo
http://www.jungo.com/