「Fedora 11」アルファ版がリリース、ext4がデフォルトファイルシステムに
米Red Hatが支援するFedora Projectは2月5日、最新のLinuxディストリビューション「Fedora 11」のアルファ版をリリースした。デフォルトファイルシステムに「ext4」を採用した最新版で、開発者にテストを呼びかけている。
Fedora 11は開発コード名「Leonidaas」を持つもので、開発チームは「Fedora開発ブランチであるRawhideのクリーンなスナップショット」と形容している。32ビット/64ビットのIntel互換プラットフォーム、およびPowerPCで動作する。
最新版は、ext4をデフォルトファイルシステムに採用、今年1月にLinuxカーネルの開発版に統合された「btrfs」ファイルシステムもサポートする。デフォルトVNCとして「TightVNC」を採用、MinGWプロジェクトで開発されたWindowsプログラム用コンパイラ「Windows Cross Compiler」、イベント追跡機能をSystemtapに追加する「Systemtap Static Probes」、ファームウェアのオンデマンドインストール機能「PackageKit」なども提供される。
デフォルトのデスクトップ環境は「GNOME 2.26」、このほか「KDE 4.2 RC2」「Xfce 4.6」(ベータ)などにも対応する。「Python 2.6」「NetBeans 6.5」なども含まれる。
今後のリリーススケジュールは、今年3月末にベータ版を、5月中旬に正式版をリリースする予定だ。
Fedora Project
http://www.fedora.org
「Fedora 11」アルファ版ダウンロード
http://fedoraproject.org/en/get-prerelease