NEC、レッドハットと提携して「JBoss Enterprise Middleware」の販売を開始

 NECは2008年12月11日、オープンソースの統合ミドルウェア「JBoss Enterprise Middleware」の製品サブスクリプションおよびトレーニングコースの販売を開始した。レッドハット(本社:東京都渋谷区)と販売契約を結んで行うもので、オープンソースのサービス基盤を求める市場ニーズに応えるとしている。

 販売するのは、SOAおよびポータル基盤を提供する基盤ソフトウェア3製品と、データベース連携やBPMエンジンなどの開発フレームワーク3製品。ライセンスは無料で、テクニカルサポートや製品アップグレード、修正プログラム提供を含む年額サブスクリプション形式で販売する。NECとレッドハットは2003年からRed Hat Enterprise Linuxの販売で協業しており、今回、SOA関連製品を含むJBoss製品群を対象に加えた。

 価格は、クラスタなどを容易に構築できるアプリケーションサーバ「JBoss Enterprise Application Platform」が年額73万7100円から。SOA基盤に不可欠な機能を統合した「JBoss Enterprise SOA Platform」が同221万1300円から。Web2.0対応の企業ポータルを構築する「JBoss Enterprise Portal Platform」が同147万4200円から。

 開発フレームワーク製品は、データベース連携を容易にする「JBoss Hibernate Framework」が年額24万5700円から。BPMエンジンの「JBoss jBPM Framework」が同36万8550円から。ビジネスポリシーの定義・管理を容易にする実行エンジンの「JBoss Rules Framework」が同73万7100円から。

 また、NECラーニングからJBoss Enterprise Middlewareを使った開発・運用トレーニングコースを販売する。受講料は15万5400円から。

製品情報
http://www.nec.co.jp/oss/middle_support/jboss/

トレーニングコース
http://www.neclearning.jp/co_recommend/200812jboss.html

NEC
http://www.nec.co.jp/

レッドハット
http://www.redhat.co.jp/