FSF、フリーソフトウェアへの貢献をたたえる「Free Software Awards」の候補受付

 Free Software Foundation(FSF)は8月12日(米国時間)、フリーソフトウェアに貢献した人物やプロジェクトを表彰する「Free Software Awards」の候補者指名受付を開始した。

 Free Software Awardsは、フリーソフトウェアの奨励などを目的にFSFとGNU Projectが開催する年次表彰制度。今年で11回目となる。

 フリーソフトウェアの普及・発展に寄与した人物に贈られる「Award for the Advancement of Free Software」、コラボレーションを通じて重要な社会的課題を達成し社会に恩恵をもたらしたプロジェクトに贈られる「Award for Projects of Social Benefit」の2種類がある。

 2007年度、個人部門を受賞したのはHarald Welte氏。Linuxカーネルと「OpenMoko」への貢献が評価された。それ以前の受賞者には、Miguel de Icaza氏、Larry Lessig氏、Alan Cox氏などがいる。

 プロジェクト部門はオープンソースと法律をテーマとしたブログ「Grocklaw」が2007年度の受賞者。2006年は「Sahana Project」、2005年は「Wikipedia」だった。

 前回(2007年度)の受賞者は候補に指名できないが、それ以前の受賞者は指名できる。候補の指名は10月31日まで受け付ける。

Free Software Foundation
http://www.fsf.org