IPA、「2008年度日本OSS貢献者賞」の募集開始

 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は、オープンソースソフトの開発や普及に優れた貢献をした人に贈る「2008年度日本OSS貢献者賞」の募集を2008年8月8日開始した。期間は9月12日まで。OSS開発の振興を目的としてもので、4回目を迎える。

 「OSS開発分野」と「OSS普及促進分野」の2つに分かれる。開発分野は、世界・日本におけるOSSプロジェクトで中心的な役割を果たしている開発者で、開発基盤やOS・ミドルウェア、アプリケーション、デスクトップ、サーバ、組み込みなどの分野で活躍するOSS開発者が対象。普及促進分野は、コミュニティの形成、OSSの認知、ドキュメンテーション、人材育成、標準化などに貢献して、OSSコミュニティやマーケットに大きな影響を与えた人が対象。

 応募は自薦・他薦を問わない。OSS iPediaのWebサイトまたは電子メールで受け付ける。産学のメンバーで構成された審査委員会が審査して決定。10月28日の「IPAフォーラム2008」で表彰する。同賞は、2005年度から日本OSS推進フォーラムとIPAによって創設された賞で、これまでRuby開発者のまつもとゆきひろ氏などが受賞している。【鴨沢 浅葱/Infostand】

OSS iPedia
http://ossipedia.ipa.go.jp/

IPA
http://www.ipa.go.jp/