「Ubuntu 8.04 LTS」と「Fedora 9」がOpenJDK実装をサポート

 米Sun Microsystems、英Canonical、米Red Hatの3社は4月30日(米国時間)、CanonicalとRed HatのGNU/LinuxディストリビューションにSunのオープンソースJava開発キット「OpenJDK」実装が搭載されることを正式に発表した。Javaのオープンソース化を大きく進めるものになるとしている。

 OpenJDK実装が含まれるのは、Canonicalの「Ubuntu 8.04 LTS(Long Term Support)」のServerとDesktopの両エディション、それにRed Hatの「Fedora 9」。Linuxディストリビューションに含まれることで、開発者は安定したオープンソースJavaを利用して、アプリケーションを構築できるとしている。

 Ubuntu 8.04は4月24日にリリースされており、Fedora 9は5月13日にリリースを予定している。

 Canonicalはまた、Ubuntu 8.04 LTS Server EditionがSunのx86システムでの動作確認を行い、認定を取得したこと、Sunの統合開発環境「NetBeans 6.0 Integrated Development Environment」がUbuntu 8.04 LTSリリースの一部として配信されることも発表した。

 SunとCanonicalは2006年5月に提携を結んで以来、協業関係にある。Red Hatは2007年11月にOpenJDKコミュニティに参加している。

米Sun Microsystems
http://www.sun.com

英Canonical
http://www.canonical.com

米Red Hat
http://www.redhat.com