米Sun、サポートを強化したビジネス向け有償版「Java SE」を発表

 米Sun Microsystemsは4月7日(米国時間)、長期サポートを付けたJavaデスクトップ環境の有償版「Java Platform Standard Edition(Java SE) for Business」を発表した。サポート期間を最長15年に拡大、再販チャネルも強化する。

 Java SEはJavaアプリケーション実行環境で、OpenJDKコミュニティでオープンソースとして開発、GPL(General Public License)v2の下でソースコードを公開している。対応OSは、「Solaris 10 Operating System」「Windows」「Red Hat Linux」。

 Java SE for Businessはサブスクリプション形式で提供する有償版で、Java SEのバージョン1.4、5.0、6で利用できる。サポート期間の拡大、サポートレベルの強化、アップデートへのアクセスなどを特徴とする。サポート期間が10年間の「Standard」「Premium」、15年の「Premium Plus」の3種類があり、PremiumとPreimum Plusは24時間365日対応する。

 最新のJava自動アップデート機能、Sunのデータセンター管理ソフト「Sun xVM Ops Center」との統合などの管理機能も利用できる。社内のJavaアプリケーション実装を把握でき、可視性を得られるという。このようにサポート期間の延長と内容を充実させることで、信頼性を望む企業のニーズに応じる。

米Sun Microsystems
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