オープンソースJava実装「Apache Harmony 5.0 M9」がリリース

 Javaプラットフォームプロジェクト「Apache Harmony」の開発チームは4月15日、最新版「Apache Harmony 5.0 M9」をリリースした。性能強化が図られた最新の安定版ビルドとなる。

 Apache Harmonyは、Apache Software Foundationが進めているオープンソースのJava実装プロジェクト。Java SEをベースとし、Java 5 API(クラスライブラリ)の完全度は99%以上としている。

 最新版では、クラスライブラリ、JIT(Just-In-Time)コンパイラの最適化など、さまざまな分野で性能の改善を図った。JSR-200が定めるJARファイルの圧縮技術「Pack200」を実装し、ファイルを高速にやりとりできるようにしたほか、クラスライブラリでのAIXとzOS向けポーティングも実現した。バグも多数修正されている。

 Apache Harmony 5.0 M9のソースコードとバイナリビルドは、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

Apache Harmony
http://harmony.apache.org

「Apache Harmony 5.0 M9」ダウンロード
http://harmony.apache.org/download.cgi