Fedora Projectが「Fedora 9 Preview」をリリース、正式版は5月13日予定
米Red Hatが支援するFedora Projectは4月17日(米国時間)、最新のLinuxディストリビューション「Fedora 9 Preview」リリースを発表した。今後の予定も発表、正式版のリリースは当初より遅れて5月13日となった。同プレビュー版は、最後のメジャーパブリックリリースとなる。
Fedora 9(開発コード名「Sulphur」)はLinuxカーネルのバージョン2.6.25-rc5をベースとし、デスクトップ環境に「Gnome 2.22」と「KDE 4.0」を採用した。Webブラウザは、Firefoxの最新版「Firefox 3 Beta 5」を搭載する。x86、x86_64、PowerPC、PowerPC64に対応する。
新機能として、認証/ID管理の「FreeIPA」が加わった。パッケージ管理システム「PackageKit」、ファイルシステム「ext4」のサポートも加わり、拡張性や性能を強化する。インストーラ「Anaconda」では、インストール時のext2/ext3/NTFS領域のパーティショニングの改善などの強化が行われた。
Fedora Projectではあわせて、今後のリリース予定を発表、正式版のリリースを5月13日とした。それまでにRC(製品候補)1をリリースするが、今回のプレビュー版が最後のメジャーパブリックリリースになるという。
Fedora Project
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