企業のオープンソース利用データ収集プロジェクト、Open Source Censusがスタート

 企業におけるオープンソースソフト利用を調査するプロジェクトOpen Source Censusは4月16日(米国時間)、データ集計活動を開始したことを発表した。企業は同プロジェクトが提供するツールを使って、自社のオープンソースソフトウェアの利用データを提出できる。企業におけるオープンソースの正確な状況を把握することで、利用を奨励する狙い。

 Open Source Censusは、オープンソース・ソリューションベンダーの米OpenLogicが昨年12月に発表したプロジェクト。米IDC、米CollabNetなどが出資企業となっている。

 企業はオープンソースソフトウェアを導入しようと思っても正確なデータがなく、どれを導入すべきかわからないのが現状という。オープンソースソフトウェアの利用実態に関する正確なデータを提供することで、このような企業に有用な情報を提供する。

 参加したい企業は、Open Source CensusのWebサイトで提供するスキャンツール「OSS Discovery」を使って自社のオープンソースソフトウェア利用データを同プロジェクトに提出できる。利用は無料でデータは匿名扱いとなる。参加企業は、オープンソースソフトウェアの利用に関するベンチマークレポートに無料でアクセスできるという。このようなデータを提供することで、オープンソースソフトウェアをさらに活用できるだろうとしている。

Open Source Census
http://www.osscensus.org