OTP 2007年10月のトップ10

 Open Tech Pressで2007年10月に掲載した記事のアクセスランキングトップ10をお届けする。先月は大物ディストリビューションの新版が相次いでリリースされたため、それらのレビュー記事が数多くランクインした。

1位:『特許侵害訴訟:あらすじ』 2007年10月22日
 Red HatとNovellに対する特許侵害訴訟が先週発表されて以来、訴訟の動機、方法論、意図、黒幕についてなど様々な憶測が飛び交っている。もうついていけないという人のために、本記事では登場人物やあらすじなどをまとめた。 [記事全文]

2位:『革新の伝統に立ち返るFedora 8』 2007年10月30日
 ソフトウェアのメジャーアップデートと一口に言っても、すべてが同じくらいに重要であるというわけではない。たとえばFedoraの最近の2つのリリースを比べてみれば良い。Fedora 7では、舞台裏的な部分の改良が行なわれたり、外部の一般の人々にも吟味できるようにリリースプロセスが公開されたりはしたものの、デスクトップユーザの目に見えるような改良点はほとんど提供されなかった。対照的にFedora 8 Test 3から伺い知れるように来月予定されている次期リリースのFedora 8は、革新的な新技術を幅広く導入するというFedoraの伝統に立ち返るものになるようだ。…… [記事全文]

3位:『Linuxはどこへ向かうのか』 2007年10月31日
 Linuxは今や主流になっている。事実、上位3つのLinuxディストリビューションのうち2つは商用版としてビジネスで成功を収めており、残り1つもそれを目指している。これまで古い考え方にとらわれていたIT企業がLinuxに対する当初の疑いを捨て、自分たちの顧客にならってLinuxをはじめとするフリーソフトウェアの利用を試みる例は、日増しに増えている。そうした成功に味をしめてもなお、Linuxはフリーソフトウェアの理念と産みの親であるコミュニティに対して忠実で居続けられるだろうか。あるいは、企業にとっての副次的製品や利益追求の道具になり下がり、ソフトウェア特許やIT業界にまかり通るクローズドな独自規格など、あらゆる形態を取る略奪的な知的財産権(IP)をかさに着るようになるのだろうか。 [記事全文]

4位:『Ubuntu 7.10は秀逸なリリース』 2007年10月29日
 Canonicalが今月Ubuntu 7.10(コードネームGutsy Gibbon)をリリースした。前リリースのFeisty Fawnと同様に、Gutsyは新機能と最新フリーソフトウェアアプリケーションを重視した最先端ディストリビューションだ。今回試してみたところ、いくつかの小さな不具合があるものの、Gutsy Gibbonは素晴らしい新機能を持つ高速なオペレーティングシステムだと分かった。 [記事全文]

5位:『Mandriva 2008.0は、素晴らしい出来映え』 2007年10月18日
 このほどリリースされたMandriva 2008.0は、7.2以来の最良バージョンだ。Mandriva Linux 2008.0には3つのエディションがある。その1つMandriva OneはCD 1枚のフリー・ライブ・バージョンで、KDEまたはGNOMEのいずれかを選択できる。2008.0への移行を考えているが、ハードディスクにインストールする前に現在のハードウェア環境で動作するかや使い勝手を確かめたいときに便利だ。使いやすくグラフィカルなインストーラが付属しており、ソフトウェア・マネージャーにソフトウェア・リポジトリを追加し好みに応じてカスタマイズすることもできる。ライブCDが必要な場合やMandrivaをインストールするかどうか迷っている場合に適している。 [記事全文]

6位:『openSUSE 10.3にアップグレード』 2007年10月15日
 openSUSE 10.3が先週リリースされたので、早速ダウンロードして2台のopenSUSEマシンをアップデートした。この記事ではアップデートの様子と、その際に遭遇したいくつかの問題点について報告する。 [記事全文]

7位:『オフィス対決:OpenOffice.org Calc対Microsoft Excel』 2007年10月15日
 これまでの記事では、OpenOffice.org 2.3とMS Office 2007でワープロソフト(翻訳記事)とプレゼンテーションソフト(翻訳記事)の比較を行ってきた。本稿では仕上げとして、どんなオフィスアプリケーションにも含まれる第3のコアプログラム、表計算ソフトを比較する。 [記事全文]

8位:『Songbirdオーディオプレーヤー:有望だが改善が必要』 2007年10月05日
Songbirdは、Mozillaをベースとする野心的なクロスプラットフォームのミュージックプレーヤーだ。まだ開発の真っ最中だが、2006年に0.1リリースをレビューしたときと比べ、長足の進歩を遂げた。現在のSongbirdは実に甘美な声を聴かせる。ただし、一流の仲間入りをするにはインタフェースに磨きをかける必要がある。 [記事全文]

9位:『レコードとテープをデジタル化するAudacity』 2007年10月11日
 CDのリッピングを始めて何年にもなるが、では物置でホコリをかぶっているカセットテープ、古本屋の特価品コーナーに並ぶレコード盤はどうだろうか。Audacityを使えば、こういったビンテージ音源をキャプチャし、音質をきれいにし、MP3プレーヤーに入れて持ち歩くことができるようになる。 [記事全文]

10位:『Web接続OSシェア、Mac OS Xがジワリと拡大』 2007年10月04日
 調査会社の米国ネット・アプリケーションズは10月2日、「2007年9月のOS/Webブラウザ市場シェア調査」を発表した。それによると、Web接続に利用されるコンピュータのOSのうち、6.61%に米国AppleのMac OS Xが搭載されていたことが明らかになった。Mac OSにとってこの数字は、今年5月の6.46%を上回る新記録となった。 [記事全文]