X.Org FoundationのX.Org Sever開発チームは2月4日、ウィンドウサーバー「X.Org Server 1.17.0」をリリースした。バージョン1.16で加わった「Glamor」統合の強化、カーネルモードセッティグドライバのマージなどが特徴となる。
XWaylandを導入した「X.Org Server 1.16」リリース
X.Org FoundationのKeith Packard氏は7月17日、「X.Org Server 1.16.0」を公開した。Waylandとの互換レイヤー「XWayland」の導入、OpenGLを利用する汎用2Dグラフィックスドライバ「Glamor」やsystemsdの統合など、大きな変更を多数含むものとなっている。
VPSでも高解像度&Xクライアントをローカル描画でGUI環境を徹底活用
お名前.comのVPS(KVM)では2012年10月からvmvgaドライバに対応し、仮想マシン上のサーバーサービスでも高解像度環境が利用できるようになった。一般にVPSサービスを活用する場合、WebブラウザベースのコンソールやSSH経由のターミナルで操作する場合が多く、これまではX Window SystemのGUIを使うことを想定していないユーザーも多かっただろう。一方でGUIを使える場面はいくつかあり、設定ツールなどによってはGUIで操作したい、もしくはGUI操作を前提に作られてしまっているものもある。ここでは、vmvgaドライバを利用した高解像度X環境の利用と、Windows上のPC Xサーバーを利用したWebブラウザ上のphpMyAdmin管理画面をローカル接続に限定する、2つの活用方法について解説していく。
ウィンドウマネージャ「FVWM 2.6」、5年ぶりの安定版リリース
4月15日、X11用ウィンドウマネージャ「FVWM 2.6」が公開された。FVWMは軽量さが特徴のウィンドウマネージャで、安定版のリリースは5年ぶりとなる。
X.org、「X Server 1.10」をリリース
X.Org Foundationは2月26日、X Window Systemのオープンソース実装「X Server 1.10」をリリースした。プロジェクトのWebサイトでソースコードが公開されている。
X.Org、「X Server 1.6」をリリース
X.Org Foundationは2月25日、最新版「X Server 1.6」を発表した。「Direct Rendering Infrastructure(DRI)」や「X Input」などの機能が最新版にアップグレードされている。
KVMスイッチに替わるソフトウェア:x2x
仮想化の風潮に乗った人は別として、おそらく自宅かオフィスには(複数のオペレーティングシステムを利用する場合は特に)複数のコンピュータがあり、デスク上には1組以上のキーボードとマウスがあるはずだ。KVMスイッチを買わずにデスクのスペースを空けたい場合、解決策の1つは x2x である。簡単に言うと、x2xはTCP/IPネットワーク経由でディスプレイを走らせるX Window Systemの機能を利用する。この状況は、ディスプレイを走らせるというより、むしろ別のディスプレイのマウスとキーボードを動かす、というのに近い。