ウィンドウマネージャ「FVWM 2.6」、5年ぶりの安定版リリース

 4月15日、X11用ウィンドウマネージャ「FVWM 2.6」が公開された。FVWMは軽量さが特徴のウィンドウマネージャで、安定版のリリースは5年ぶりとなる。

 FVWMは、X Windowsシステム向けのICCCM(Inter-Client Communication Conventions Manual )互換デスクトップマネージャ。twmから派生しており、軽快な動作を目指して設計されている。ライセンスはGPL。

 バージョン2.6は2006年以来、約5年ぶりの安定版リリースで、また開発版という位置付けであるバージョン2.5系の開発開始から10年が経過した後の公開となった。EWMH(Extended Window Manager Hints)に対応し、さまざまな種類のウィンドウを管理できるようになった。モジュール管理では、FvwmThemeに代わって、Colorsetが導入された。

 Fvwm-menu-desktopはXDGのメニュー仕様を利用、PNG/SVGフォーマットのアイコンもサポートされた。XFTフォントの対応、マウスジェスチャーバインディング、FvwmProxyとFvwmWindowListなどの新しいモジュール、FakeKeyPressなどのコマンドも加わった。16種類のスタイルオプションも新たに加わっている。

FVWM
http://www.fvwm.org/

ダウンロード
http://www.fvwm.org/download/