GobbleRSS:オフライン機能も充実したフィード・アグリゲーター

 私は多くのブログやPlanetに毎日しかも複数のコンピューターから目を通している。だから、オンライン・フィード・アグリゲーターの利便性を高く評価している。接続していなくても新しい記事を集めてくれるし、別のマシンから見る場合も同期をとる必要がない。こうしたニーズには、しばらく前からGoogle Readerが応えてくれていたが、それでも自分のドメインからサービスを提供できるようなオープンソース版を探していた。そして、見つけたのが GobbleRSS だ。PHPベースのフィード・アグリゲーターで、自分のドメイン上に簡単に設定し運用することができる。

Webサービスの基礎知識

 物理的に離れたコンピュータのプログラム間で情報を交換できることは、今日の企業における標準的な要件の1つだ。そしてリモートリソースへの最も一般的なアクセス方法が、HTTPによるサーバからクライアントへのHTMLファイルの転送、要するにWebサイトである。こうした情報伝達のやり方が功を奏している理由は、シンプルで身近に利用できるテクノロジと標準規格が使われている点にある。しかし、Webサイトには根本的な限界がある。Webページの情報を理解できるのは人間だけで、コンピュータにはそれができないことだ。

Open Flash Chartで印象的なグラフを作ろう

 Web用に高品質のグラフを作るのは難しいものだが、それが簡単に作れるオープンソース・ソフトウェアがある。Open Flash Chart(OFC)だ。その名から察せられるように、OFCのコア・エンジンはAdobe Flashで書かれている。したがって、Webページを開いた人がOFCで作ったグラフを見るにはFlashプラグインが必要になる。しかし、作る側にとっては、プロ品質のグラフを最小限の労力で作ることができるという大きな利点がある。グラフの作成で苦労する部分はコア・エンジンが引き受けてくれるため、グラフの構成オプションの設定とデータ入力に専念できるからだ。

デジタル図書館:150万冊を公開 4カ国共同事業

 米カーネギー・メロン大学などは11月27日(米国時間)、世界各国の書籍を検索、閲覧できるウェブサイト「ユニバーサル・ライブラリー」を公開した。同大と中国の浙江大学、インド科学大学、エジプトのアレクサンドリア図書館の4カ国共同プロジェクトで、「万国のための図書館」を実現する。約20言語の約150万冊を網羅した。

FOSSのSEOツールを使ってページランキングをアップする

 理論上では、検索エンジンはベストのWebサイトを残らず見つけ出し、検索結果の最上位にランクするはずである。あいにく、人工知能とヒトの知能には違いがあるため、常にそうなるわけではない。Webサイトの作成者は検索エンジン最適化(SEO:Search Engine Optimization)を行うことで、このランクを変えることができる。この技術は両刃の剣であり、誰が使うかで有益にも有害にもなりうる。フリーまたはオープンソースのソフトウェア(FOSS)SEOツールを利用して、自らのサイトのランキングを改善できる。

新たな流行語「Web 3.0」に踊らされるな

 米国の調査会社ガートナーは、先ごろラスベガスでWebに関するコンファレンス「Gartner Web Innovation Summit」を開催した。その場に参集した同社のアナリストらは、新しい流行語になりつつある「Web 3.0」には「Web2.0」に匹敵するだけの革新性がないと切り捨てた。一方で、彼らは、企業が今なすべきはWeb2.0の着実な導入であるとし、Web2.0の導入によって企業体質の強化と、競争力の向上を図るよう訴えた。