autonomo.us:ネットワークサービスソフトウェアのライセンス問題を考えるシンクタンクを目指す
ネットワークサービスはソフトウェア業界で最近もっとも急成長している分野の一つだが、ネットワークサービスではフリーソフトウェアが大いに活用されている一方で、フリーなライセンスの下で利用可能なサービスが少ないという議論があり、FSF(フリーソフトウェア財団)のネットワークサービス向けのGNU Affero GPL(GNU Affero一般公衆利用許諾契約書)の最新版もつい最近(昨年の11月に)リリースされたばかりだ。そのような状況を考えると、先週発表されたautonomo.usのような組織が設立される下地はすでに十二分に整っていたとも言えるだろう。autonomo.usは「ネットワークサービスにおけるソフトウェアの自由についての問題を重点的に取り扱う」ために新設された活動家グループだ。短期的な計画についてはまだ検討中だが、現在のところの長期的な目標は(と言っても、実のところ、現時点ではこれ以外にはまだ何も決まっていないのだが)ネットワークサービスと自由についての問題について議論し、人々に考えさせるグループになるということのようだ。