ネットワールド、Solaris/SPARCアプリをLinux/Intel上で稼動させるソフトのβ版を提供

 ネットワールド(本社:東京都千代田区)は2006年9月21日、Solaris/SPARC向けアプリケーションに手を加えることなく、Linux/Intelプラットフォーム上で稼動させられるハードウェア仮想化ソリューション「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/Xeon」の最終ベータ版の提供を開始した。製品版の出荷は11月からの予定。

日商エレ、日本IBMとの協業で「Virtual Iron」仮想化ソリューションを販売

 日商エレクトロニクスは、サーバ仮想化ソフト「Virtual Iron」と日本IBMのサーバ製品を組み合わせた仮想化ソリューション「Virtual Ironスターターキット」を2006年10月1日から出荷開始する。エンタープライズクラスの仮想化環境を低コストで構築できるという。最小構成価格は398万円(税別)から。

CTCら3社、仮想化技術活用の次世代ITインフラ・フレームワークの開発で協業

 伊藤忠テクノサイエンス(CTC、奥田陽一社長)と日本オラクル(新宅正明社長)、日本ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ、鈴木康正社長)の3社は9月14日、「Oracle Fusion Middleware」と「NetApp FASシリーズ」を利用した次世代ITインフラ・フレームワーク「Mw Pool」の共同開発を行うと発表した。「Mw Pool」はCTCの高付加価値ソリューション群「Verified Selections」のひとつとして10月初旬に発売する。

OpenBSDをVMware Serverにインストールする裏技

多くの人間は、趣味として何かのコレクションに手を染めているものだ。私の場合は、コンピュータの収集である。長年にわたるコレクションの充実と共に、私のリビングルームはデータセンタのごとき様相を呈してきた。そしてVMware Serverがフリー化(無料の意味のフリー)されたのを契機に思い至ったのは、手元にあるサーバおよび開発ボックスの一群を仮想マシン(VM)に移動させる必要性だ。ところが、手元のサーバの大半はOpenBSDで動かしているのだが、VMwareでこのオペレーティングシステムは正式にサポートされていないのである。工場出荷状態のままのVMwareでは、OpenBSD VMを正常にシャットダウンすることができず、単純にVMを終了させるだけなので、データが損傷してしまうのだ。しかし私は、ごく簡単な変更を施すことで、この問題を回避することに成功した。以下は、OpenBSDをゲストOSとしてVMware Serverにインストールする具体的な手順だが、うまくいけば他のVMware製品にも適用できるかもしれない。

脚光を浴びる「アプリケーション仮想化技術」──普及本格化の兆し

 近年、「サーバ仮想化技術」が注目を集めている。この技術を使えば、乱立した複数のサーバを統合し、柔軟性が高く、コスト効率に優れたサーバ・インフラストラクチャを構築することができるからだ。米フォレスター・リサーチが国際的な企業1,200社を対象に実施した最近の調査によると、サーバ仮想化技術について「知っている」と答えた企業は全体の75%で、「実際にインプリメントした」という企業は26%、「来年パイロット・プロジェクトの実施を予定している」という企業は8%であった。また、すでにインプリメントした企業の60%が利用拡大を計画しているという。

「OSSコミュニティの仕事はソフトだけでは終わらない」──著作権研究の権威がLinuxイベントで強調:LinuxWorld San Francisco 2006リポート

 米国サンフランシスコで開催されている「LinuxWorld Conference & Expo San Francisco 2006」(8月14日〜17日)では、「コミュニティ」「著作権」「仮想化」などさまざまなテーマで、オープンソースにかかわる議論が繰り広げられている。スタンフォード大学法学部のローレンス・レッシング教授は8月15日の開幕基調講演で「オープンソース・コミュニティの仕事はOSとアプリケーションだけでは終わらない」とする見解を披露した。

ネットワールド、Solaris/SPARC向けアプリケーションをLinux上で動作させるソフト

 ネットワールド(本社:東京都千代田区)は2006年7月18日、Solaris/SPARC向けアプリケーションをLinux上で動作させる仮想化ソリューション「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/Xeon」と「QuickTransit for Solaris/SPARC-to-Linux/Itanium」を発表した。Xeon版は即日発売、第3四半期に出荷開始。Itanium版は年内に販売・出荷開始の予定。

Intel幹部が語る「サーバ・プラットフォーム戦略」最新動向と今後の展望

 Intelは、ここにきて、65nm(ナノメートル)プロセス技術によるマイクロプロセッサの量産製造や、Intel「Core」マイクロアーキテクチャへの移行、先進技術を搭載した次世代プラットフォームの普及促進などに注力するなど、過去1年間にAMDの激しい攻勢によって失ったサーバ市場のシェアを巻き返すべく、新たな事業を相次いで開始している。なかでも、Intelが強くアピールしているのが、「電力効率改善」と「仮想化」への取り組みだ。同社のサーバ・プラットフォーム戦略の最新動向と展望について、米Intelのデジタル・エンタープライズ事業本部副社長兼サーバ・プラットフォーム事業部長、カーク・スカウゲン氏に話を聞いた。