Vimマスターへの道

 viクローンのVimは、Emacsと並ぶオープンソース・エディタの巨頭である。このエディタは、単にviのオープンソース版というだけではなく、スクリプトやプラグインによる高い拡張性といったオリジナルのviにない特徴も備えている。しかし、viから引き継いだ独特の操作法から、Vimを敬遠している向きも少なくないようだ。そこで以下では、Vimの操作を習得する、あるいはVimをもっと活用するためのハウツーを紹介する。
2007年11月13日更新:中級編に「Vimのステータスラインをより有効に活用する設定法」を追加

Linuxファイルシステムの基礎と応用

 ファイルシステムにおいてLinuxと他のOSが異なる点――それは、他のOSは標準でサポートするファイルシステムが2~3種程度であるのに対し、Linuxは非常に多彩な選択肢(ext2/ext3、ReiserFS、JFS、XFSなど)を提供していることだ。現在のところext3が使われることが多いものの、その理由は歴史的な経緯によるものであり、このファイルシステムがReiserFSやJFS、XFSに対して機能、性能的に優れているというわけではない。

2005年、オタワLinuxイベント特集

例年7月はLinux開発者が様々なイベントに参加する機会が多い月である。 特にカナダのオタワでは毎年、Ottawa Linux Symposiumをスケジュールの 核として一週間の間に様々なカンファレンスが集中する週が作られる。 Ottawa Linux SymposiumはLinuxカーネルを核としたハイレベルな開発者 カンファレンスであり、Linuxの世界では最高峰に位置付けられることも 多いが、その権威に一役買っているのがSymposiumの前に開催される 完全招待制によるカーネル開発者の会議である Linux Kernel Developers Summitである。本特集では、その Ottawa Linux SymposiumとLinux Kernel Developers Summitのレポートを お届けし、Linux開発の現場の空気を感じていただくことを期待する。

オープンソースウェイ講演資料

OSDNジャパンは、2002年12月20日に「Internet Week 2002」内のメインプログラムにて「オープンソースウェイ」を開催致しました。このカンファレンスでは、国内の著名なオープンソースに関わる研究者、開発者、経営者を招聘し、法律、経済・経営学の視点、そして現場の視点から見たオープンソースの見解を発表する場として活発な議論が繰り広げられました。ここではその資料を紹介しています。