2005年、オタワLinuxイベント特集

例年7月はLinux開発者が様々なイベントに参加する機会が多い月である。 特にカナダのオタワでは毎年、Ottawa Linux Symposiumをスケジュールの 核として一週間の間に様々なカンファレンスが集中する週が作られる。 Ottawa Linux SymposiumはLinuxカーネルを核としたハイレベルな開発者 カンファレンスであり、Linuxの世界では最高峰に位置付けられることも 多いが、その権威に一役買っているのがSymposiumの前に開催される 完全招待制によるカーネル開発者の会議である Linux Kernel Developers Summitである。本特集では、その Ottawa Linux SymposiumとLinux Kernel Developers Summitのレポートを お届けし、Linux開発の現場の空気を感じていただくことを期待する。

opentechpress.jp 内での関連記事

Linux Kernel Developers Summit 2005報告(初日)
日付: 2005年07月29日
著者: 黒澤崇宏 (VA Linux Systems Japan株式会社)
今年も例年通りオタワにてLinux Kernel Developers Summitが開催された。Linux Kernel Summitは、世界各地から選ばれたカーネル開発者だけが50人程度招待され、今後一年のカーネル開発の方向性に大きな影響を与える重要な会議である。二日間に渡って開催されたLinux Kernel Summitについて簡単に報告する。
Linux Kernel Developers Summit 2005報告(2日目)
日付: 2005年07月29日
著者: 黒澤崇宏 (VA Linux Systems Japan株式会社)
初日に引き続き、二日目は基本的に別途開催されたNetworking Summitなどのまとめ報告が主な話題であった。技術的な話は初日よりかなり少なめな印象だったせいか、参加者は若干初日よりも少なめだった。
Ottawa Linux Symposium 初日レポート
日付: 2005年07月21日
オタワ――毎年恒例のOttawa Linux Symposiumが始まった。7回目となる今回は、まずLWN.netのエネルギッシュなJonathan Corbet氏の話で幕を開けた。Linuxカーネルのロードマップに対する彼なりの解釈についての話である。Corbet氏の次はBert Hubert氏が登場し、ブート時間やアプリケーションのロード時間の短縮について話した。
Ottawa Linux Symposium 2日目レポート
日付: 2005年07月27日
第7回Ottawa Linux Symposiumの2日目。きわめて技術的ながら興味深い討論がいくつか行われた。以下では、そのうちからトラステッドコンピューティング、ext3ファイルシステム、e1000ネットワークドライバ、SELinuxについて報告する。
Ottawa Linux Symposium 3日目レポート
日付: 2005年07月27日
今年のOttawa Linux Symposiumの3日目のレポートである。都合により午前中は参加できなかったのだが、午後の部では、Linuxの仮想化、コミュニティにおける女性の活動、カナダの著作権法の最新動向といったテーマで興味深い情報がいろいろ提供された。
Ottawa Linux Symposium 4日目レポート
日付: 2005年07月27日
Ottawa Linux Symposiumの最終日。Red HatでLinuxカーネルの開発をリードするDave Jonesによる基調講演が、その掉尾を飾った。

関連情報

Ottawa Linux Symposium 2005
Desktop Developers’ Conference
Linux Kernel Developers Summit 2004報告 (1)
Linux Kernel Developers Summit 2004報告 (2)